開催されるか否か、確認するという作業から逃げていたのですが、
現実はいつだって否応なしに、浴びせられました。
頭に浮かんだのは母校の吹部の子たちの姿でした。
母校の定期演奏会を観に行った感想とレポート - 至上終末旅行〜your life is your own
二月に定期演奏会で私が見たあの子たちの姿が幻のように思えます。
三年生が引退し、新体制になった後も揺るがずに、コンクールに向けての意気込みと
それ以上に、純粋に音楽に向き合い「音を楽しむ」ひたむきさをあの瞬間に感じたのです。
コンクールが全てではないでしょう。
しかし、ほとんどの高校ではコンクールに向けて努力と調整を重ね今まで頑張ってきたというのが現実だと思います。
今までのその努力が水泡に帰すのではないかという問い……
私にはその問題、問いに対する答えを持ちうることはできませんし、とても答えを出せそうにありません。
また、高校生たちにかける言葉も見つかりません。
OBとしては、吹部の子達よりも、
高校球児たちの気持ちの方が我が事として感じられるのですが、
中止を聴かされた時に彼らが零した涙。それが全てを物語っているように見えました。
そして、急遽代替案として出された交流試合、
それに衒いなく感謝しますと言い切った子たちがニュースに映っていましたが、私はその子束にさえも胸が張り裂ける思いでした。
部員たちはどう自分たちの感情に答えを出すのか…
吹部の子達にも、何か練習の成果を発表する場を与えてあげられないか、そう思います。
何か一つの目標すらなければ、モチベーションは保てないと思うのです。
えらそーな事を書きました。すみませんでした。
色々書きましたけど、私の悲しみなど当事者たちに比べばミジンコのようなものなので、高校生たちの音が再び聴ける日が来ることを信じて、明日からもおやすみでおはようしていきます。