Made in Abyss Movie 3 Theme Song 「MYTH & ROID - Forever Lost」
目次
Forever Lost 対訳
作詞:MYTH&ROID 作曲:MYTH&ROID
*1Each time that I lose something precious, I know that there may never be an end to
私は大切な何かを失う度に 終わりは無いかもしれないと知る
The price that we pay for our dreams It can never be repaid
私達の夢の為に支払う対価は 決して払い戻されることは無い
To carry on is to carry a burden, Even if it's too much to bear,
進み続けることは重荷を連れていくこと たとえそれが背負いきれないものだとしても
I won't turn back
私は引き返すことは無い
*2In the white light, we're praying for the lost For our grief, for our pain
白い光の中で、私たちは祈り続ける 失くしたものの為に深い悲しみに私たちの痛みに
To the white light, we're praying for the lost
白い光へと 私たちは祈り続ける 失ったものの為に
So we try to find solace, empty hands together
だから私たちは 慰めを探そうとした 互いに何も持ちえない手で
In the white light, we're going down this road For our hope, for our fate
白い光のなかで、私たちはこの道を降りていく 私たちの希望の為に私達の宿命の為に
To the white light, we're going down this road My journey has to go on with you
白い光へと 私達はこの道を下っていく 私達の旅はあなたと共に進まなければならない
In the white light, we're praying for the lost
白い光の中で私達は祈り続ける 失くしたものの為に
To the white light, we're praying for the lost
白い光へと 私達は祈り続ける 失ったものの為に
I'll take all of your wishes and your dreams *3In your place, in memory
私はあなたの全ての願いと夢を連れていく 記憶の中のあなたの場所に
Give me all of your wishes and your dreams
あなたの全ての願いと夢を私に与えて
I'll take all that you left and realize it for you
あなたの別れを理解して私はあなたの為に全て連れていく
In the white light, we're going down this road For our hope, for our fate
白い光のなかで、私たちは降りていくこの道を 私たちの希望の為に私達の宿命の為に
To the white light, we're going down this road My journey has to go on with you
白い光へと、私達はこの道を下っていく私達の旅はあなたと共に進まなければならない
We will remember the days
その日々を私達は忘れないだろう
Our past will live on forever , as we strive towards our future
私達の過去は永久に生きるだろう、私達が私達の未来に向かって励むとき
The sadness never disappears, it just becomes a part of us, deep inside
悲しみは決して消えない、それはただ私達の一部になる 心の奥底で
脚注
*1Each time that I lose something precious, I know that there may never be an end
個人的に、Forever Lostの中で一番難しいポイントではないかと思いました。
there may never be an end to(終わりはないかもしれない)
が何を指しているのか、という問題なのですが、
二通りの解釈が出来ると思います。
一つ目の解釈は、 I lose something preciousを指しているという考え方。
→私は大切な何かを失う度に、(大切な何かを失う事に)終わりはないかもしれないと知る。=失い続けるかもしれないと知る
という解釈です。
二つ目のの解釈は、
Each time that I lose something precious, I know that there may never be an end to
何か大切なものを失う度に(その時生まれる感情)に終わりはないかもしれないと知る。=悲しみ(などの傷跡)は消えないと思い知る
という解釈です。
一番目の解釈の方が自然ですが、二番目の解釈も不自然ではないのでどちらも有力な解釈ではないかと推察致します。
当然第三の解釈もあるでしょうから、そこは皆様の意見に委ねます。
*2In the white light
劇場版のエンドロールで【Forever Lost】が流れるわけなのですが
その際、描かれているのが五層から六層へと降りるラストダイブの様子です。
画面は一面真っ白に染まっていましたが、white lightはその白い光を指した言葉なのでしょう。
あ、蛇足ですが、ラストダイブの映像は映画オリジナルらしいですね。
*3In your place, in memory
プルシュカはリコ達に「私冒険にいきたいんだ」と語っていましたが、彼女の生きたかった場所、つまり(リコ達の)記憶の中で彼女が行きたいと語っていた場所を指すものと思われます。
歌詞考察
初めに、ざっと歌詞を眺めたところ、原作同様非常に難解なことを歌っているのではないかと警戒してしまいましたが、非常にテーマは明快です。
WE=リコ、レグ、ナナチ(め~にゃも含めたい人は含めて可)
I =(主に)リコ
You= プルシュカと捉えると曲を理解しやすいと思います。
エンドロール中に【Forever Lost】を我々は聴いたわけなのですが、まさにそのタイミングの曲と言えそうです。
つまり、プルシュカとの別れを受け入れた後、プルシュカの想いと魂(白笛)ともにいざ六層へ向かおうとする(ラストダイブ)三人の気持ちを描いた歌詞(主にリコの視点と思われる)と言えそうです。
映画全体を描くというよりも、あくまで劇中のストーリーを経て、ラストシーンを描いた曲。そしてラストシーンからその先(二期)へと向かおうとする三人(+一匹)を描いた曲と捉えた方が解りやすそうです。
誰かが映画の最後に流れるこの曲と映像を指して
「圧倒的余韻タイム」
と呼んでましたが、まさにその通りだと思いますねw
【Forever Lost】というタイトルですが、永久に失くしたものは
プルシュカそのものでしょう。
※なおこの歌詞ににボン様(ボンドルド)を含めて考えると途端にややこしくなるので、通の方のみお勧めいたします。
あとがき
どうも、Shijyoです。
ふと、三人の冒険の行く末に思いを馳せていまったので対訳でも書くかと記事をあげてみたのですが、どう考えても、今更過ぎる投稿ですよねw
誰かの訳を参考にしながら記事を描くのは、自分の力量が悲しくなるのでやりません。
テーマもテーマなんで堅苦しい文体の訳に仕上がったのですが、それはそれで雰囲気に合った訳が出来たかもしれないと自負しております。
それにしても劇場版は最高でした。
こんなにわくわくが止まらないアニメに出逢えた喜びと、
二期を待ちわびる幸せと共に筆を置きます。