至上終末旅行〜your life is your own~

アニソン考察と対訳。聖地巡礼。響け!ユーフォニアム。吹奏楽。

2020年秋アニメ総括

 

 もくじ

 

 

 

2020年秋アニメ総括

 

 

安達としまむら

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百合エッセンスのみで物語を組み立てられるものなのかと感心しました。

一話を観終えた段階で覇権を確信しました。

と思っていたのですが、何だこれ。

安達が加速をつけてあほの子になっていくではないですか。

 途中から安達を気持ち悪いとさえ感じてしまい、

「これ安達ってキャラまんま作者を具現化させた存在だろ」とか言い出す始末。

しまむらがただただ可愛い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラスト二話で安達の大逆転勝利に終わりました。

いや、…爆上がりですよ安達株が。

でもそれがしまむらに伝わってない安達が愛おしい。かわいそうな安達。

 

「逃げないぞー」

ダブルバイセップス。

これは是非ともご本人に実写で再現してもらえればと。あぁ…想像しただけでヒール。

 鬼頭さんの声って低音にも高音にも聴こえます。一体どうなっているんでしょうか。これが倍音なんですかね。あるいはホーミー。

鬼頭さんの声を聴くと私の中で浮かぶのは分数コードです。

 

 

男子が手を握り合って学校歩いてると事件ですが、女子同士だと様々な感情が頭を駆け巡ります。

そうやって遠くから眺めていた高校生時代が私にもありました。

あの世界線で彼女らとクラスメイトになりたいと思わない日はないです。

眺めるだけでいいのです…あぁ眺めるだけで

 いえ、別にそれを悲しいとは思いません。20%は思いますが。

萌えとか尊いという感情は他人を巻き込まない分、恋愛感情よりも崇高だと思うのは私だけですか。自分のなかだけで完結するので平和ですし

 

 

やがて君になる」の人だとばかり思っていたんですが

 

 

ノベライズの方でした。

あれ?こんな話作りをする人だったかと

思っていたら、別の作者だったわけなのですが。主に距離感という点で。

 

やがて君になる」は完全に箱庭というか…

抱月ちゃんはどちらかといえば向こうの世界の住人かもしれませんが、桜ちゃんには純粋なI LOVE YOUという気持ちだけだと思うので。

 

「この世界で君に会えた日から輝き始めてる」

本作では関係よりも世界の見え方、世界の中での自分の立ち位置の方に比重が置かれているのかもしれません。

好きな子が出来ただけで世界が輝いて見えるというのを素で実行し、他人を通して自分の中に存在理由を確立したのが安達なら

意味なんかなくても生きていけると思っているのがしまむらなのかもしれません。

 

しまむらに会う前の安達には世界が灰色に見えていたかもしれませんが、別に安達自身は変わってないような気がするんですよね。きっかけがなかっただけで元々愛を享受できるタイプの人間だと思います。

問題が根深いのはしまむらの方かと。

 

安達の愛でこれから徐々に変わって行ったりするのかもしれません。ただ変わってしまうと飼い主と犬という作品のスタンスが壊れてしまうのではとか思うのですが、マンネリを打ち破るとしたらそこしかないような気がします。

あ、あとしまむらの幼馴染と三人で会合するくだりも外せません。そこんところ二期で観たいです。

制作される前提で話してますが。

 

安達に関してはしまむらの腕枕で朝を迎えるというハッピーエンドを迎えたので、二期は主にしまむらと永藤と日野と日野と日野とヤシロヤシロとヤシロを深堀して貰えるもんだと思って期待して待ってます。

 

 

神様になった日


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最後まで見届ける事ってCAUTION出しておいて。頼むから。危ないところだったじゃん。序盤から中盤にかけて心配しちゃったじゃん。

ところで「またあやねるかよ」とか言ったやつ息してるー?

 

 

もうこれからは妄信的なスタンスで麻枝准×A-1を視聴する予定ですが、

原点回帰を目指して作られたという本作の完成度、これ以上の物を作ることが出来るのか

最終回を観たファンなら感じたと思うんですよ。

そしてそれは最上級の誉め言葉でもあると思いますが。

 

まぁファンには待つことしか出来ないので。

 

よくkeyアニメで「泣いた」という感想があって、泣いた泣いた詐欺だと長年思ってきましたが、ついに私も泣きました。

 最終話、涙って零れ落ちるもんだと思った後、浄化という境地を観ました。

 

  

 

 

 

 

ご注文はうさぎですか?  BLOOM

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な~にがぴょんぴょんだっつーの。な~にが萌えアニメだっつーの。

そもそもかわいいか?かわいいか?

面白さが一つも分からん。面白さが一つも分からん。

箱庭の中でお人形さんが動いているだけのアニメ!!

このシルバニアファミリーめが!!(?)

 と嫌悪しながらも、世間の人気もあり義務的に視聴していました。

他人とごちうさの話をするときはマイルドに抑えて「可愛いだけのアニメはちょっと…」とか言ってました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごちうさってこんなだったか?と驚愕したのが三期であります。

あるいは一期二期劇場版を流し観していたがためにその全容を把握しきれていなかったがためにそう思うのかもしれません。

あるいは今まで積み重ねられてきたものが、ブルームした瞬間を見せられたのが三期だったのかもしれません

「可愛いだけの作品」であると認識していた作品がコペルニクス的転回を遂げました。

第8話 スタンプ スリープ スタディ スマイルなんて訳もない涙が溢れてきました。

それぞれのキャラクターの関係性と成長がきちんと描かれていてそれを我々が感じ取れるヒューマンドラマだったなんてなぁ…

 

それでも、人を選ぶ事は間違いないでしょうが、

求められているのは限定されようが、それを本当に愛してくれる人々へと全力投球する姿勢だと思います。

 

 

 

 

アクダマドライブ

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はい。期待値±0の作品でした。

 

 

 

黒沢さん、コロナは何ともなかったみたいでホッとしました。

それ以前は

キャスター「~がコロナに感染していたことが判明しました」

私「じゃ、死ねば?」

でしたが、本気で心配したのは黒沢さんが初めてでした。病気の誰かを心配したのも、もよちが初めてかも。トモニアムが。

哀しくなるわ。自分の人間性に。

 

 

 このアニメ観た外国人がカンサイというデカい括りで聖地巡礼に来たら笑います。

とりあえず大阪でタコ焼きは食べてもらいたいですが。それで会計の時に500円玉わざと落として、気づかないふりして誰かに拾ってもらって

「やる。落とした金は縁起が悪い」を1セットとして、7~8セットはチャレンジしてから帰国してもらいたいものですが。

 

そしてその次にカントウ(東京)へ行ってもらって

「え、サイバーパンクしてないやん」

とか言ってもらったらいいなと思います。

 

気軽に聖地巡礼できる世の中が早く来て欲しいものです。

 

 

 

ひぐらしのなく頃に 業

 

 

今作から観始めた人は勘違いしたまま終わるかも。「梨花ちゃんかぁいいよぉはぅ~」って。あははは。

 

 

 

 

 

 

 

と思ってたらやっぱりひぐらしひぐらしでした。

13話、最後にひぐらし喰らわせてくれました。

でもやっぱり、心の底でひぐらししてくれることを願ってましたよね往年のファンは。もうひぐらしって動詞としても活用できるんじゃないでしょうか。

 

小学校教諭の皆様、国語のテストにて、

「怖いもの見たさの意味を答えなさい」という問題に

ひぐらしのなく頃に

という回答をした児童がいたならば、どうか💮挙げてください。

 

 

 

 

ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN

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往年のストパンファンが満足…出来たかどうか聞いてみなければ分かりませんが、納得出来る仕上がりになったと思います。

やはり501統合戦闘航空団活躍は素晴らしい。ウィッチの戦う姿は素晴らしい。可愛い女の子の頑張る姿は素晴らしい…

  

 

 

 

 今まで見たアニメの中で一番の青空を観た気がします。 

 

 

 

D4DJ First Mix

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フォルムチェンジしただけでやってることバンドリと変わんないんですけどね。

デオキシスがアタックフォルムから

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ディフェンスフォルムへ変化したくらいの違いしかないんですけどね。

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○シロ○ドはやることに際限がないというか見境がないです。

下品

しかし、とにかく押し通すという姿勢はビジネスライクで信頼をもたらしてくれます。

そこに美しさはあるかと問われたら存在しませんが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてアニメ本編の感想でも書きますね。

思っていたよりもかなりクオリティーは高いです。

サンジゲンサンジゲンクオリティーを余すところなく発揮してくれているし、

中村航原案だし。

バンドリ一期のあの感じが私は大好きなんですが、もうそれをそのまま形を変えてやってくれるのなら文句は出ません。

こっちはあそこまでシリアスではありませんが。

音楽で夢を描く少女たちというのは、堪らなく愛おしい。

 

ただ一つ、どうしても好きになれないのはDJというコンテンツなのですが。あははは。身も蓋もネーナ。

そもそも、あのDJサウンドというヤツが生理的に苦手なのでした私は。しかし

衣装がけしからん

ので一度見に行きたいです。

 

 

 

トニカクカワイイ

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孤独に追い打ちをかけて、最終的にとどめを刺すアニメですね。

逃避をさせてくれないアニメです。

トニカクカナシイです。ははははははは。

しかもこういうのを冬に放送しちゃうのも罪ですね。誰かこれ観て首吊ってるかも。

詰まされて。何ら制作サイドに罪はないんですが。だれが将棋風に上手いこと言えと言った。

「こんなことならごちうさ観てブルームしてる方が70倍マシだ!!」とかオッサンが叫んでるかも。

 

千歳ちゃんが可愛いです。

個人的なエピソードですが、今年は姉が実家に婚約者連れてきて同棲の報告にやってきたりしました。

何故千歳ちゃんの気持ちを私は直に味あわなければならないのか。

うんうん私にはわかるぞ千歳ちゃんの気持ち。

彼氏をみせられた時にはまざまざと自分にシスコンを感じて驚かされたのでした。

ジェラシーに近い感情なのかもしれませんが、奪われたという感情が一番近い気がします。

姉の恋愛というものは御伽噺のように感じてしまうのが下の子のような気がします。姉は恋愛なんてしない生き物だと思っているのかも。

 

 

まだ学生の頃に放送されていたならば未来への希望と共に観ていられたのでしょうが、20代に差し掛かって、現在地点と結婚までの距離を計算した時、私に結婚は不可能という答えがはじき出された結果、私に手渡されたのは絶望でした

まぁ絶望を引きずりながらも月に手を伸ばすという事でここはひとつ。

fly me to the moon soon.

 

レビュー的なことも少しだけ。

 

 

ブコメを描く力は折り紙付きな作者だと思うんですが、前作との差異をどうしていくかという事に尽きるのではないでしょうか。

ゴールするまでを描くのがラブコメだととすると、

ゴールしてからスタートを切るというこれは今までにない手法で、結婚生活を描きながらもその過程をすっ飛ばしてるのでその過程を味わえるという新鮮さの二十層。否二重奏。

美味いこと話を作ったなぁ…というのが素朴な感想です。

そこに作者の持ち味であるSFなのかな…つかさちゃんは過去の人という。

 完成された作品であるといえますが、 1つだけ上げるとすれば、サンデーは少年誌だという事実。

表現の自由には常に自主規制が付きまとうという事実。

S〇Xを描かずに愛とは夫婦とは何事だとか誰かは憤慨しているかもしてません。誰だよそれは。

まぁジレンマですよそこは。少年誌の。

 

 

 

ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

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 やっぱりかすかすが一番可愛かったですね。異論は認めます。みんな可愛いので。

これがLove Liveクオリティ。これがLoveLiveクオリティなんです。

ディスってくる輩がいたらそれはLove Liveの責任ではなく肌が合わないだけでしょう。

急に始まるミュージカルなんなん?とか言われてもそれがLoveLiveだからとしか言えない。整合性よりも演出重視なのです。

 

序盤以降空気と化していた歩夢ちゃんもラスト3話にして大勝利収めて良かったです。

矢吹神が絵コンテ切ってるだろこれとか思ってげらげら笑いました。

侑ちゃんは侑ちゃんで、単なるマネポジに収まると空気になる可能性もあって

「かわいそかわいそなのです」とか思っていたんで、自分の夢が見つかってよかったです。そこから歩夢ちゃんの叛逆には驚かされましたが、見事な着地でした。

 

侑ちゃんといえば最初、あなたちゃんという名前でしたが、ライバーの視点に立ったキャラになりそうだと思って、あなた=YOUで優ちゃんという名前になるだろうという確信の元エントリーしたんですが、ゆう違いでした。

EDを観るたび何かに苛まれた3か月でした。

 

一気にファン増えたでしょうね。

やはりアニメありきです。

私の友人のLoveLive廃人なんかはコンテンツとして愛しすぎて1stから現地に駆け付けたみたいですけど。気持ちが乗りません。

フェスの時でさえ…あ、この前2ndの配信を二人で観たんですがその時でさえ感動したと言えない状況でしたからね。何なのでしょうねこの違いは。

「愛を知ったから愛を伝えたいと思いました…

アニメを観たからライブに行きたいと思いました…」

クソくだらないなこの2行目。同じ論法なのに。

まぁくだらないくだらない言ってたら全部くだらなく思えてくるので、この時代に生まれたからこそ味わえる祭りなのでラブライブは。適度に楽しめたらなと。

  

  

 

 

 

 

 

 再放送

 

ブレイドアンドソウル

一話の「復讐せよ」に惚れたので最後まで見届ける事にしました。

 

足りない所も多いですが、満ち足りさせてくれた作品でもありました。

「今何してるんだ?」

「生きてる」

これ以上の終わり方はありません。

ディスコミュニケーションに見せかけたアルカちゃんの答えと

アルカちゃんの笑顔に胸がわしわししました。

いつの間にか好きになってたんだなぁ…彼女の事を。

何だったら中の人に会いたくなりました。

そんなふうに思える作品は非常に稀有です。

再放送と知らずに観ていたので、タカオユキさんを新人かと思っていたんですよね。

こういうわびしさに対処する方法を私は知りません。

 

 

新世紀エヴァンゲリオン

 

間違いなく現代に流々と受け継がれし物語の礎。

ハルヒとかまんまじゃないですか。

 ただ、エヴァのモデルはウルトラマンとか考察しだすと、

 積み重なったものを我々は今享受しているわけで、令和にエヴァが初放映されたとして果たして昔のウケるのかどうかという疑問が浮かびます。

 セカイ系とか鬱とかいつの間にかオワコン化しつつあるのかも。じゃあ今何が求められているのか。それは絶望に抗う強い意志、それに対する癒しなんだろうと思うのです。最近ヒットした巨人、けもフレ、鬼滅などを観ていると。

視聴者が主人公に重ねる部分は多い。絶望というのは今の社会そのものでしょう。

シンジ君はどちらかというと、這い寄る絶望から逃げ回ってますから。

かわいそうなシンジ君。

 

全体的に話が難しいですね。一周観ただけでは全体の把握が出来ませんでした。

25話の衝撃は凄かったです。気が狂いそうになりました。

映画版がそれを補完する内容になっているのでしょうか。

エヴァガチファンを横において解説してもらいながらの上映会とかどっかで開かれないかなぁ。

 

 

 

 

 

シドニアの騎士 第九惑星戦役

 

ゆはたちゃんのパット入りは衝撃だし、性別不明系に飽き足らずに女体化させちゃうし、人外との恋だし、テディベアおばさんだし、双子群だし、脳に寄生虫だし、光合成という名のピーだし、〇尿プレイだし、枚挙に暇がありません。

性癖の闇鍋という点でつくし卿と同じ匂いを感じます。

卿との対談とかあれば見てみたいです。

 

 ガウナはなぁ…劇場版どうすっかなぁ。間違いなく映えるんですけど。むしろ劇場で観ないのは過ちなのですけど。

映えを確認しに行こうかどうか思案中。

その一方、生徒会役員共は客席の空気感を確認しに行こうか思案中。

 

 

五等分の花嫁

 

食わず嫌いはよくありません。

 

声優にゴリ押されるアニメと思って観てなかったんですが、いいですねそういうのも。

車にはねられるの分かってて車道に飛び出す感覚。上手い例えないんじゃないかこれ。

創作物における見切りで苦しんでいる全国のアニメファンに捧げる言葉があるとすればこれなんじゃないか。

そのことについては一本記事が書けそうなのでまたいずれ。

 

 

 

推しは三玖です。

みっくの声の魅力に気づくのに5年くらいかかりました。なんでなんだ。なんで気づかなかったんだ。

 

 

偽物語

 

出鱈目に面白いのですが、重度のアニオタ(春夏秋冬放映されるアニメをほぼ網羅する男)に聞くと観てないんだとか。

理由を訊くと面白さが解らないんだとか。衝撃を受けました。

と、同時に理解しました。人を選ぶ類の作品であることは間違いないのでしょう。

原作なら尚更です。

阿良々木暦における独説と西尾維新的キャラ同士の掛け合いが主成分たるこの作品(+怪談、異)においてそれを面白いと感じなければ、どうしようもないのでしょう。と僕は決め顔で言った。

 迸る言語センスだと思うんですよね。オモシロいお話だけでなく言語センスまで携えた作家は希少です。今季でいうと麻枝准。「引くな!!」とか地味にあり得ないですからね。地上にそれまで存在してなかったフレーズを生み出してると思うんですよ。

少しさかのぼると太宰治とか。

物語シリーズを面白いと感じる感性に育った自分に乾杯。

 

シャフトの映像づくりには「アニメ表現に限界はない」事を実感させられるし、キャラクターの造形にはこれをお手本にしましょうと言いたくなるし(誰に?)、しかし真似しようとしてもマネできないのが一廉の作家の作品だよなとか思うし、こんな完璧な作品を中学生に見せたら間違いなく道を踏み外してしまうだろうし。

そういう類の作品には誰か頼むからR指定に代わる商標を貼っておいて欲しいんですよ。ccサクラとか。一言で言うと人生ブレイカー達に。

 

 

 

 

STEINS;GATE

 

タイムリープ系」の未来はどうなるんでしょうか。

いい加減収まってもいいと思うんですが、収まらない理由はロマンとスリルを兼ねそろえたいい素材だからでしょう。

 

花田十輝氏脚本アニメでハズレを観た試しがありません。

ステイホームとかしてる民は花田十輝から逆探知でアニメ検索をしてみてはいかがか。

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

今年も、アニメしか見ない生活を送ってしまいました。はぅ~。

やれる日まで総括は書きます。忘備録として。

 

 

 来年はプリプリ劇場版です。

プリンセス・プリンシパル【The Other Side of the Wall】対訳と考察してみた


TVアニメ『プリンセス・プリンシパル』 オープニング映像

 


Princess Principal Opening『FULL』~ The Other Side of the Wall - VoidChords ft.MARU

 

 

 目次

 

 

 

 

The Other Side of the Wall」対訳

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Created by Void_Chords feat.MARU  Lyrics:Konnie Aoki

Music&Arrangement:Ryo Takahashi  Directed by Junnosuke Sato

 

 Hear me, I say cross the wall

 聞いて、私の「壁を渡る」という言葉を

 

*1Can you feel that nothing turns around *2Like a gear in sync inside a clock

 あなたは引き返さずにいられる?  時計の中で針を回す歯車のように

Who can be sure of how to make it work

 誰に上手くやれるって確信できるというの?

Recognize         *3Inner sight               Gotta stay alive

わかっているわ この内なる視界で 生き続けなければならないと

 

I will never be deceived I'm a girl that sees through lies

 私は決して騙されない嘘を見抜く少女

Cuz I know Know it all Gonna fly so high

 なぜなら、私は知ってるわ その全てを 高く飛び立つことを

 

*4Get across the wall What awaits, and what can it show me now Smack it down

 壁を越えるのよ 何が待ち受けていても それが今私に何をみせようと 打ち負かすわ

Get across the wall Break away, and then   Let'em catch me say ''Don't let me down''

 壁を越えるのよ 逃げ出せば、彼女たちに''がっかりさせないで''って言わせてしまうから

Oh yeah,*5When the clockwork moves and starts to shine (you got to find)

 時計仕掛けが動き、輝き始めるとき(あなたは見つけるの)

Forever let it blow Carry out Show the way Blast it off right

 永久に風に吹かれるまま 遂行し 道を示すわ 今飛び立って

 

 

I can see that all of us seek control  

 私達の全てが支配下に置かれていることは分かっているわ

 But don't be awayed, be cool and keep it calm

でも逃げ去ってはいけないわ、クールに冷静であり続けるのよ

*6You've gotta see the flow to place it right

 あなたは正しい道へ進まなければならないわ

Seek inside Gotta find For it's time rise

内側を探り、見つけるのよ、立ち上がる時のために

 

*7All you'll ever need to be cast away is to be blind

 あなたが捨て去る為に必要なのは決して盲目になる事だけよ

  Gotta go Throw'em off There's a way to find

 行かなければならないわ それらを断ち切って 探す道があるの

 

Get across the wall Higher pace,and get even further now I'm burnin' now

 壁を越えるのよ もっと速くそして今それよりもさらに速く 私は今燃えてるの

Get across the wall In the shade,see that even darker shape I'll light it up

 壁を越えるのよ 影の中で観る影よりもさらに暗い幻影を私は照らし出すの

Oh yeah, I can see our future's bout to shine (Cuz I can find)

 私は私達の未来の戦いが輝くと分かるわ(なぜなら私は見つけられるから)

Forever let is show For my aim Leads the way Shine the path bright

 永久に披露しよう 私の狙いを 案内するわ 眩しく光る道へ

 

 

I can never see when night takes over The speculation's lurkin' and I'm a loner

 私は決して夜明けを見ることは出来ない 一人きりで思索に潜んでいる

*8 Still it glows, in our minds Fly so high , so bright

 それは未だ私たちの心の中で育ち、高く飛び立ち、強く輝きを放つわ

 

 

Get across the wall What awaits, and what can it show me now Smack it down

 壁を越えるのよ 何が待ち受けていても それが今私に何をみせようと 打ち負かすわ

Get across the wall Break away,and then let'em catch me say ''Don't let me down''

 壁を越えるのよ 逃げ出せば、彼女たちに''がっかりさせないで''って言わせてしまうから

Oh yeah, When the clockwork moves and starts to shine (You got to find)

 時計仕掛けが動いて、輝き始めるとき(あなたは見つけるの)

Forever let it blow Carry out Show the way Blast it off right

  永久に風に吹かれるまま 遂行し 道を示すわ 今飛び立って

 

 

 

脚注

*1 Can you feel that nothing turns around

直訳すると

貴方は振り返らないと感じられるか?

 

 *2Like a gear in sync inside a clock

直訳すると

時計の内部で同期させるギヤのように

 

 *3Inner sight     

inner=内側の、内部の     sight=視力、視覚、視界、光景

 任務を遂行するときの心象風景(不安や葛藤)を指していると推察できます。

 

inner sight gotta stay alive

この不安や葛藤の光景、の中で(と共に)生きていかなければ、ならない。

自らの計画(ミッションを)誰にも悟られないようスパイとして生きていかなけらばならないといった意味ではないでしょうか。

もっと言えば、プリンセスの野望を叶えようとするアンジェの心情といったところでしょうか。

 

 *4Get across the wall 

↓の歌詞考察の方で記述しました。

 

*5When the clockwork moves and starts to shine

op映像でもこの歌詞のタイミングで描かれています。

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ケイバーライト(Cボール)の事を指していると推察できます。

 

*6You've gotta see the flow to place it right

直訳すると

あなたは正しい場所への流れを見なければならない(理解しなければならない)。

あなたは正しく場の流れを把握しなければならない。

 

 

*7All you'll ever need to be cast away is to be blind

 

to be blindー盲人になる、盲目的になる

→(任務または壁をなくすという目的から、)

その他一切の思考を排除しようという事の比喩に思われます。

 

cast away -捨てられた 見捨てる

ここではその後にThrow offと出てきますので捨て去るのは(人間)関係と思われます。

 

まとめると

盲目になる為(目的を達成するため)に必要なのは、人間関係ーもっと言えば人への想いや感情を断ち切る必要があるといった意味なのではないかと思います。

 

 

*8I can never see when night takes over The speculation's lurkin' and I'm a loner

Still it glows, in our minds Fly so high , so bright

 

when night takes overー夜が引き継ぐ時、引き取る時

夜が引き取った時、次にやってくるのは朝ですから、

つまり夜明けの時と解釈できます。

 

speculation's lurkin' ー思索に潜んでいる

というのは任務に対しての思索である同時に、掘り下げるとプリンセスの夢(壁をなくす)をどうすれば実現出来るのかという思策でもあると私は考えます。

 

また、Still it glowsのitは speculation's lurkin' を指すものと思われます。

 

まとめると

I can never see when night takes over

(東西の対立が続く限り)自分たちに夜明けがやってくることは無いが

 speculation's lurkin' and I'm a loner

(あくまで陽の光ではなく)孤独に思索に暮れる、己の想いこそが

Still it glows, in our minds Fly so high , so bright

自分達の心の中で育ち、高く飛び立ち、強く輝きを放つ

 

といった意味合いではないかと思われます。

 スパイとしての信念といったところでしょうか。

 

 

 

歌詞考察

プリンセス・プリンシパルの世界観を踏襲したクソカッコイイ曲になっていますね。

なお、そのものを描いた歌詞といってもいいほどなので、

まだご視聴になられてない皆様、記憶がまばらなファンの皆様は今一度プリンセスプリンシパル一期の履修の程をよろしくお願いいたします。

劇場版公開に先立ち、プリンセス・プリンシパル一期を解説する。 - 至上終末旅行〜your life is your own

 

ストレートに歌詞を解釈すれば、

曲に出てくる主人公(I)は、アンジェと考えるのが妥当でしょう

彼女達(Them)がシャーロット含めたドロシー達共和国スパイ組

あなた(You)はシャーロット。 

 

 

The Other Side of the Wall】というタイトル名ですが、

直訳すれば壁の向こう側でしょうか。

また壁のもう一方、他面という意味にもとれるので、

王国と共和国を指しているという見方。

スパイである主人公達にも、入れ替わったアンジェとシャーロットにも掛かったタイトルと推察することも出来そうです

意味が何重に重なったタイトルであると思います。

 

 

 

曲全体に関してですが、

スパイとしてのカッコよさと葛藤の表現が

この曲をこの曲たらしめる要素であると言えます。

 

本題に入りますが、

その一方でこの曲のキーになっているのは*4Get across the wall という一文です。

この言葉が幾度も登場しますが、3つの解釈が出来そうです。

純粋にミッションとして壁を渡る(共和国へと亡命させる)という解釈。

そしてもうひとつはプリンセスが劇中で語った夢「壁を無くす」という解釈。

東西を隔てた壁を壊す事と、人々の間に引かれた見えない壁を壊すという意味が込められているのではないでしょうか

 

 もうひとつ、私の解釈をあげさせてもらえば「困難という壁を越えろ

己の進む道に立ちふさがる障害(壁)を超えていけと言われている気がして、私はこの曲を聴くときは背中を押されるような気持ちになって泣きます。

Get across the wall

という一文ですが、

ダブルミーニングどころかトリプルミーニングくらいあってもおかしくないと私は思いますね。

 

 

Hear me I say cross the wall

Get out cross the wall

には、

プリンセスとアンジェの悲願がそこにニュアンスとして込められていると私は考えます

 

劇場版公開に先立ち、プリンセス・プリンシパル一期を解説する。 - 至上終末旅行〜your life is your own

 

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シャーロット「私が女王となって、国を変えると約束します。

イングウェイ少佐「プリンセス、先ほどあなたの仰った言葉はあなた自身を否定する事になる。本当にこの国を変えられるとお思いなのですか。」

シャーロット「はい、そして私が最後の女王となるでしょう。おそらく断頭台で。私は誓ったんです。あの革命で引き裂かれてしまった友達の夢を叶えるって。わたしは偽物だったけれど、10年この国を見て気がついたんです。私達だけじゃない、見えない壁に引き裂かれた人達が大勢いる。その子が壁をなくしたいって言った時どういう事かわからなかったけど、辛いことや悲しい事がなくなるなら本当にそうなって欲しいと思った。でも私が彼女からそのチャンスを奪ってしまったの。だから私が代わりにこの国を変えるって誓ったんです。」

 

 

 

あとがき

 

劇場公開日が発表されたこともあり、今更過ぎるのですが記事を投稿してみました。

どうせなら、LIES&TIEのほうをあげなさいよ。

 

The Other Side of the Wall】みたいな曲はスタイリッシュな訳に仕上げるのがセオリーなのですが………ベストは尽くしました

当然、既に私よりも英語力と翻訳センスのある方が訳をアップされているのでしょうが、怖いので観ません。

 

最近プリプリ一期を観返して改めて思ったのですが、

The Other Side of the Wall】は曲はもちろんのこと、OP映像が素晴らしいです。

映像単位でこんなに印象に残っているアニソンというのは私の中では限りなく存在しません。

ところで2017年当時の話ですが、

カサブランカでスパイ5人がバカンスしてるシーンで終わったので、なんかもうこのアニメは終わりを迎えたと勝手に思ってたんですよw

全然そんなことは無かったですね。

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プリンセスの夢。女王になって壁を無くす。これをラストシーンにするならば

逆に東西の対立が続く限り話は続くわけで。

 

劇場版全6章という話ですが、

プリンシパル達のスタイリッシュアクションとアンジェとシャーロットのキマシがスクリーンでも繰り広げられ、きっと萌え豚は「ブヒィ」とか言いながらそれを観ることになるのでしょう。

…………今からわくわくが止まりませんね☆

 

 

 

メイドインアビス 深き魂の黎明 【Forever Lost】 対訳と考察してみた


Made in Abyss Movie 3 Theme Song 「MYTH & ROID - Forever Lost」

 

 

 目次

 

Forever Lost 対訳

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作詞:MYTH&ROID 作曲:MYTH&ROID

 

*1Each time that I lose something precious,   I know that there may never be an end to

 私は大切な何かを失う度に         終わりは無いかもしれないと知る

The price that we pay for our dreams It can never be repaid

 私達の夢の為に支払う対価は 決して払い戻されることは無い

 

To carry on is to carry a burden, Even if it's too much to bear,

 進み続けることは重荷を連れていくこと たとえそれが背負いきれないものだとしても

 I won't turn back

私は引き返すことは無い

 

*2In the white light,  we're praying for the lost For our grief, for our pain

 白い光の中で、私たちは祈り続ける 失くしたものの為に深い悲しみに私たちの痛みに

To the white light, we're praying for the lost

白い光へと 私たちは祈り続ける 失ったものの為に 

So we try to find solace, empty hands together 

だから私たちは 慰めを探そうとした 互いに何も持ちえない手で

 In the white light, we're going down this road For our hope, for our fate

 白い光のなかで、私たちはこの道を降りていく 私たちの希望の為に私達の宿命の為に

To the white light, we're going down this road My journey has to go on with you

 白い光へと 私達はこの道を下っていく 私達の旅はあなたと共に進まなければならない

 

 

In the white light, we're praying for the lost

 白い光の中で私達は祈り続ける 失くしたものの為に

To the white light, we're praying for the lost

 白い光へと 私達は祈り続ける 失ったものの為に

 

I'll take all of your wishes and your dreams *3In your place, in memory

 私はあなたの全ての願いと夢を連れていく 記憶の中のあなたの場所に

Give me all of your wishes and your dreams

 あなたの全ての願いと夢を私に与えて 

 I'll take all that you left and realize it for you

あなたの別れを理解して私はあなたの為に全て連れていく

In the white light, we're going down this road For our hope, for our fate

白い光のなかで、私たちは降りていくこの道を 私たちの希望の為に私達の宿命の為に

To the white light, we're going down this road My journey has to go on with you

 白い光へと、私達はこの道を下っていく私達の旅はあなたと共に進まなければならない

 

We will remember the days

 その日々を私達は忘れないだろう

Our past will live on forever , as we strive towards our future

 私達の過去は永久に生きるだろう、私達が私達の未来に向かって励むとき

The sadness never disappears, it just becomes a part of us, deep inside

悲しみは決して消えない、それはただ私達の一部になる 心の奥底で

 

 

脚注

*1Each time that I lose something precious, I know that there may never be an end

個人的に、Forever Lostの中で一番難しいポイントではないかと思いました。

there may never be an end to(終わりはないかもしれない)

が何を指しているのか、という問題なのですが、

二通りの解釈が出来ると思います。

一つ目の解釈は、 I lose something preciousを指しているという考え方。

私は大切な何かを失う度に、(大切な何かを失う事に)終わりはないかもしれないと知る。=失い続けるかもしれないと知る

という解釈です。

 

二つ目のの解釈は、

Each time that I lose something precious,  I know that there may never be an end to

何か大切なものを失う度に(その時生まれる感情)に終わりはないかもしれないと知る。=悲しみ(などの傷跡)は消えないと思い知る

という解釈です。

 

一番目の解釈の方が自然ですが、二番目の解釈も不自然ではないのでどちらも有力な解釈ではないかと推察致します。

当然第三の解釈もあるでしょうから、そこは皆様の意見に委ねます。

 

 

*2In the white light

 劇場版のエンドロールで【Forever Lost】が流れるわけなのですが

その際、描かれているのが五層から六層へと降りるラストダイブの様子です。

画面は一面真っ白に染まっていましたが、white lightはその白い光を指した言葉なのでしょう。

あ、蛇足ですが、ラストダイブの映像は映画オリジナルらしいですね。

 

 

*3In your place, in memory

 

プルシュカはリコ達に「私冒険にいきたいんだ」と語っていましたが、彼女の生きたかった場所、つまり(リコ達の)記憶の中で彼女が行きたいと語っていた場所を指すものと思われます。

 

 

歌詞考察

初めに、ざっと歌詞を眺めたところ、原作同様非常に難解なことを歌っているのではないかと警戒してしまいましたが、非常にテーマは明快です。

WE=リコ、レグ、ナナチ(め~にゃも含めたい人は含めて可)

I    =(主に)リコ

You= プルシュカと捉えると曲を理解しやすいと思います。

 

エンドロール中に【Forever Lost】を我々は聴いたわけなのですが、まさにそのタイミングの曲と言えそうです。

つまり、プルシュカとの別れを受け入れた後、プルシュカの想いと魂(白笛)ともにいざ六層へ向かおうとする(ラストダイブ)三人の気持ちを描いた歌詞(主にリコの視点と思われると言えそうです。

 映画全体を描くというよりも、あくまで劇中のストーリーを経て、ラストシーンを描いた曲。そしてラストシーンからその先(二期)へと向かおうとする三人(+一匹)を描いた曲と捉えた方が解りやすそうです。

誰かが映画の最後に流れるこの曲と映像を指して

圧倒的余韻タイム

と呼んでましたが、まさにその通りだと思いますねw

 

【Forever Lost】というタイトルですが、永久に失くしたものは

プルシュカそのものでしょう。

 

なおこの歌詞ににボン様(ボンドルド)を含めて考えると途端にややこしくなるので、通の方のみお勧めいたします。

 

 

あとがき

どうも、Shijyoです。

ふと、三人の冒険の行く末に思いを馳せていまったので対訳でも書くかと記事をあげてみたのですが、どう考えても、今更過ぎる投稿ですよねw

 

誰かの訳を参考にしながら記事を描くのは、自分の力量が悲しくなるのでやりません。

テーマもテーマなんで堅苦しい文体の訳に仕上がったのですが、それはそれで雰囲気に合った訳が出来たかもしれないと自負しております。

 

それにしても劇場版は最高でした。

こんなにわくわくが止まらないアニメに出逢えた喜びと、

二期を待ちわびる幸せと共に筆を置きます。

 

 

 

 

ヴァイオレット・エヴァーガーデン挿入歌【Violet Snow】対訳と考察してみた


Violet Snow - Full Version [Aira Yuuki]

 

 

目次

 

 

 

 

 

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 挿入歌 「violet snow」和訳

作詞:西田恵美 作曲:川崎里美

 

Life is a journey  Feelings of hopelessness Loneliness, she sweeps them all away

人生という旅に  失望し孤独を感じても     彼女は全て拭い去る

Able…Graceful…And always keeps her promises             Every end has

 有能で潔く…そしていつも約束を果たす   全ての終わりには

a new beginning      Unexpected things will happen

新しい始まりがある  予想もしない事が起こり

There will always be a silver lining

 いつもそこには希望の光が降り注ぐだろう*1

Time heals all sorrows          Get over ,       no worries  

時間がすべての悲しみを癒してくれる  乗り越えられる 心配は要らない

 ’cause nothing is more precious than love

愛より尊いものなどないのだから

Noble…Faithful…She’s as pure as the driven snow 

高潔な… 誠実な… まっさらな雪のように純粋な彼女を

Oh, dear heart…So sweet

心から愛してる

 

It's her way of life  No doubt about her sincerity, uh…

 それが彼女の生きる道だと心の底から疑わない

A fragile beauty , one and only  She's not only gentle but brave With honest eyes, it's

 儚くも美しい  最愛なるひと 彼女の優しさだけでなく現実に向き合う勇気は本物

true

だから

 

 

Lost in the labyrinth Never know what love means  she's truly a treasure, peace of mind

 迷宮で失くした 決して見つけられない「愛してる」の意味  彼女の本当の宝物  心の欠片

No fears…No more tears… Set the spirit free and stay alive  Oh, dear heart …

 恐れないで もう涙は見せないで 魂を解き放って生き続けて 「愛する心」を…

so please

だからどうか

 

繰り返し

 

Ah, now and forever  Never forget her  Don't ever change and stay the same

 この先もずっと彼女を忘れない  このまま変わらずに在り続けて

Oh, dear heart …So sweet   Oh, dear heart …So sweet

 心から愛してる

 

 

 

 

 

 

 

 脚注

  

*1必ずそこには希望の光が降り注ぐだろう

Silver lining=銀の裏地。

Every cloud has a silver liningということわざがあるそうで。

どんな雲にもSilver lining=銀の裏地 がある→雲の後ろには太陽の光が隠れている

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つまり「悪いことの反面には必ず良いことがある」という意味でつかわれるそうですね。思わず泣きそうになります。

 

ヴァイオレットの人生も戦争孤児→入隊という過酷な始まりでしたがそこでギルベルト少佐との出会いがあったわけです。

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しかし少佐との離別がありました。

ですが、そのさきには自動手記人形=ドールとしての人生が待っていたのです。

ひとつ窓が閉まればもう一つの窓が開く。

我々の人生もそうであればいいと願います。

 

 

 

 

 

 考察

Sheをヴァイオレット=エヴァーガーデンと捉えて間違いなく、少佐との別離からのドールとしての道、1クール通して「愛してるの意味」を探す彼女の姿と捉えて間違いないでしょう。

 

 

では誰の視点から描かれたのかという疑問。

ギルベルト少佐の視点から描かれた歌詞であると解釈するのがワタシには一番腑に落ちました。

  

 

曲の中でも相思相愛してますねヴァイオレットちゃんとロリ少佐。

 

 

 

あとがき

 

ヴァイオレット・エヴァーガーデンのMain themeは、私の中では「violetsnow」です

非常に美しいメロディーと美しい歌詞で綴られた曲で、まるで京アニ作品のような歌ではありませんか!!(なぜかキレ気味に)

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 愛する人へ送る、最後の手紙 感想2 【このあと滅茶苦茶セックスした】

 

 

 【舞台挨拶覚え書き】2020/10/31 09:30 MOVIX京都ヴァイオレット・エヴァーガーデン 愛する人へ送る、最後の手紙 - 至上終末旅行〜your life is your own

 

◦冒頭のお屋敷が10話のものと気付かなかった私は中々のファンだと思います。二回目で気づきました。

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諸星さんがデイジー役という事に気づいたのも2回目です。せいゆーってしゅごい。

 

◦あの時間軸では現代化も大分進んだように見受けられますね。

アンおばあちゃんが亡くなったぐらいですから、ヴァイオレット達も、既に亡くなったとみるべきなんでしょうけど

あえて描いているという事は、現代の我々へのメッセージとして受け取るべきでしょうか。

戦後、資本主義を受けて、成果主義だの能力主義だの取り入れて人間関係の崩壊が進んだ現代日本への……

ふふっ。というのは流石にうがった考察ですけど、今の時代だからこそより響く映画なのではないでしょうか…ということでヴァイオレットちゃんみんなでリピート鑑賞しましょう鬼滅じゃなくて

 

 

 

◦映画では、登場人物の雰囲気も多少変わりましたね。

公開恋文の回で、Vちゃん「正確には分かりませんが14歳くらい」と言ってましたが、

デイジーちゃんが語りで「(ヴァイオレットが)18歳でch郵便社を止めるまで」って言っていたので一期から約四年程は経過しているとみていいのかもしれません。

Vちゃんってなんだよおい。

 

 

◦ベネディクトのファッションセンスだけは理解に苦しみます。

いい加減 焼きそばキャラになってて笑いました。

 

 

ヴァイオレット・エヴァーガーデンって地味に長いタイトルでみんな何て略してんだろとか思って、舞台挨拶付近の日にtwitterとか見てると「ヴァイオレットちゃん」って命名してる奴ら結構いましたね。私もその一派なんですが。

関係ないですけど、舞台挨拶で浪川さんがヴァイオレットの事を「ヴァイオレットちゃん」って呼んでるのにはきゅんと来ました。

 

 

 ◦ここにきてアイリスが可愛く見えてきた。ふふっ。天真爛漫なアイリス可愛いよ。

最推しはルクリアちゃんなんだけども。

 

ヴァイオレット・エヴァーガーデンの聖地って無きに等しいかと思うのですが、時代は20世紀初頭イギリス辺りと思っておいていいんでしょうか。

たまたまオランダのライデンと地名は被ってますけど、まぁたまたまなんでしょうね。

 

ところで、最近ch郵便社のモデルが京都博物館だと聞いて昂っているんですが、

劇中でデイジーたちがいる時間軸でch郵便社が博物館になってたのも京アニのファンサなんじゃあないでしょうか。

いや関係ないですか。

 

 

◦亡くなってからヴァイオレットちゃんずっと墓参りに来てたんでしょうね。

ギル少、もう結婚しようってなるよね。それは。

少佐を想い続けてきたヴァイオレットちゃんを想うとなんか腸のあたりが締め付けられます。

 どういう感情なんですかこれ。

 

◦能面がデフォだからこそ、僅かな機微が際立つというか……歴代にもそういったヒロインはいませんでしたね。

クライマックスのシーンに至っては心臓握られてる気持ちになりました。

 

◦ところで誰かベッドの下に潜むヴァイオレットちゃんの画像下さい。

激しくデスクトップに採用したいです。

  

◦ユリス君をこの最終章に描いたのは、ギル少×大佐、V×ギル少の対比を描くためなのでしょうね。

具体的に言えば、自分の本当の気持ちに一歩踏み出すための。

脚本にスキがないんですねぇほんと。

「目に見えるものが全てではない。でも本当の気持ちは伝えなけばわからない場合も多いです」

「伝えたいことは出来る間に伝えておく方が良いと思います」

素直さ本当の気持ちを言葉で伝える事はセットなのでしょう。

どう相手に思われても自分の正直な気持ちは伝えるという誠実さがそこにはあります。

現実世界でも、いつが最期になるか分からないというのがあるじゃないですか…京アニ事件の事を持ち出すのはいささかこじつけが過ぎるかと思いますが、

自分に素直であることが人間関係にとっての最良の方法である」というメッセージを私は受け取りましたけどね。

結果がどうであろうと。

自分に嘘を付き続けて生きてきた私には粗塩のようにしみ込んでくる映画なんですねぇ……

 

しかし、この映画を観て自分の正直な気持ちに一歩踏み出せた人もきっといて、素晴らしいなと思います。

もうそれ自体が人間としての素直さ、素直に生きるという事ではないかと思うのです。

 

 

 

 

 ◦前回はヴァイオレット視点から映画を観ていたので、ギル少に対して社長と同じく「大馬鹿野郎」だったんですが、

ギル少の視点に立ってみるとまた辛いものがありますね。

 

ヴァイオレットがギル少に対して抱く感情は慕う心だったでしょうけど、ギル少は同じだけ罪悪感を抱いて生きてきた。

彼は優しすぎました。

贖罪の気持ちと共に戦後は生きてきたわけで、一様にに引きこもりを責めるのは酷だなと。

 

……ところでギル少ってなんだよ。ギルベルト少佐っていえよww略すなよw

 

そしてそれを察して身を引くヴァイオレットちゃんが涙ぐましい。

この掛け合いだけでも、この世の中に愛は存在するのではないかと思わせてくれるほどです。

太宰治がこの映画観てたら、たぶんそんなこと言うでしょ。ははは。

 

 

◦青のジャケット脱ぐとあんなドレスみたいな衣装になってたんですね。

そんな衣装を舞台挨拶では現実に観られて、ファン冥利というかオタクで生きててよかったです。

 

 

◦不謹慎ながら灯台で過去を回想してレイプ目になってるヴァイオレットちゃんを抱きしめたくなりました。

 

◦意識が現実に戻ってこられたのはこの数年自動手記人形として働いてきた成果でしょう。

愛と仕事という人間と切り離せないものをこうも京アニの持てる力でフルにぶち込まれると、我々にとってもどうしようもないというか。負けるしかないというか。

石立監督の「もうこの先何を作っていいのか分からない」という言葉は半分冗談だったかもしれませんが半分本気なんじゃないかと思います。

  

 

 

◦「私はそれだけで十分です」というヴァイオレットちゃんの言葉、半分本音だと思うのですが、もう半分では建前じゃないですか。

その表現を、映像では京都アニメーションが半分は石川さんがという感じですけど、両方とも限りなくヴァイオレットというキャラクターにシンクロしてて、

一期からここまで話が進むごとにシンクロしててさ、いやマジで一体何をみせられてんだって気持ちになりますよね。

「限りなくキャラクターが生きている」

 

 

◦「ブーゲンビリアの家は俺が継ぐ。お前はもう自由になれ。行けよ。」

大佐が最期全部持って行きました

 

「俺だって忘れることは出来ない。結局のところあいつは俺の弟だからな。また逢えたら謝りたいそれから話したいことも」

大佐も罪悪感を抱いて生きてきたのだなと思います。

それは弟に対する贖罪の気持ちであり本当は弟を親愛する気持ちでしょう。

 

しかしこの映画に関しては、最後、誰もが自分に素直になれた。

そしてその気持ちを本当の言葉を伝えられた。

いや、それは一期の頃から共通しますね…

だからこんなに観た後清々しいのでしょう。

 

さっきのヴァイオレットちゃんじゃないですけど、「もう一度会えて元気にしているところが観られただけで満足」ってー

どこかで自分の中で線を引かないと人間生きていけないと思うのですが、

でもその先にある本音が感情が報われたからこその感動を我々は味わってるんでしょうね。この見終わった後の幸せも含め。

 

◦初めて少佐へ自分の思いを込めた手紙を書いた日から、毎日のようにヴァイオレットちゃんは少佐へ手紙を書いていたんでしょうけど、

サブタイの愛する人へ送る最後の手紙→これからはもう直接伝えるでわい?って解釈でおけ?

マジメに推察すれば、愛してるも少しは分かるようになった→愛してるをこれから伝えていくってことでオケ?…いや大して変わらんだろ。

最後の手紙に書いてあった内容ははまさに「みちしるべ」だったわけなんですが。

少佐も罪悪感や贖罪の気持ちよりもヴァイオレットへの愛を押さえきれなくなったんでしょうね。しんぼうたまらんになったんでしょうね。おいそれ意味違うだろ。

Movie editionのみちしるべ素晴らしかったです。

 

◦このシーンの為に今までがあったと考えさせられる、ラストシーンなのですが

暁先生が逆算して作られていたんでしょうね。

なのに、このあと滅茶苦茶セックスした

って心の中で呟きそうになった私をお許しください先生。

 

◦家族計画を夢見る社長には笑わされましたが、振り返ると、一期でもその節は存分に発揮してましたよね社長。

航空祭の時に「ぼくの娘へ」とかラリった手紙書いてましたし。

それにしても映画の最後にかけて花火の打ち上がるシーン

自分の脇にいたヴァイオレットちゃん(社長は自分の娘だと思っている)が嫁に行ってしまった親父の寂しげな顔してたのにはきゅんとしてしまいましたが。

セリフのないシーンにも拘らず何を話してるのか分かるってのは凄くないですか。そういう演出は珍しくないんだろうけど、完璧に伝わってきますもんね。

ch郵便社の面々を観て幸せになって欲しいなんて思いましたが(Vちゃんとギル少はゴールインしたので)これはもう完全に、生きている人間としてみているのかなと私は彼たちを。少し大げさな表現になりますが。

キャラが立つって言葉がありますけど、それと同じくらい難しい技術ってそこに本当に生きているキャラクターとして感じさせられるかどうかだと思います。

 

◦一期の最終話で、海の見える草原を歩いているヴァイオレットちゃんですが、あれはエカルテ島と考えるのはおかしいですか。訪ねた家は二人の新居とか。いや、考えすぎでしょうか。

 

 

 

あとがき

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 二回目観に行ったので、性懲りもなく感想書きました。

舞台挨拶の覚書も書きましたのでよろしければよろしければそちらも。

【舞台挨拶覚え書き】2020/10/31 09:30 MOVIX京都ヴァイオレット・エヴァーガーデン 愛する人へ送る、最後の手紙 - 至上終末旅行〜your life is your own

【舞台挨拶覚え書き】2020/10/31 09:30 MOVIX京都ヴァイオレット・エヴァーガーデン 愛する人へ送る、最後の手紙

  

※登壇者のコメントは、Twitterや自身のメモと記憶を頼りに書いております。

一言一句正確という訳ではございませんので、参考までに。

 

 

 

◦12:00を少し回ってから始まりました。

 

司会の方が舞台袖に出てこられます。

「発声と歓声をお控えいただいております。その分ぜひ拍手で盛り上げていただけたら大変うれしく思います」

タブレットを片手に、諸注意などを読み上げられた後

「本日の司会を担当させていただきます私は本作の音楽プロデューサーを担当しております斎藤滋と申します。よろしくお願いします」

心無しか現地は沸きましたね。

御名前しか存じ上げなかったので驚きました。

 てっきり何処かのスタッフかと。

 

すんなり馴染みすぎてましたね斎藤さん。このパターン(製作者が司会を務める)の舞台挨拶は初めての体験でした。

 

WILLのSEと共に登壇者の入場。

下手~上手の順に 鶴岡陽太音響監督 石川由衣さん 浪川大輔さん 石立太一監督

余談ですが鶴岡さんが躓いてガチでこけそうになってたのはオフレコ。鶴岡さんも苦笑いしてました。

 

◦この情勢なのでアクリル板で御四方の左右は区切られていました。こころなしかトークの距離感もやりづらそうに見えました。

 

衣装ですが、浪川さんは白シャツに黒のスーツ。ダルっとした。

石川さんの出で立ちはヴァイオレットでした

ch郵便社のドール衣装をモチーフにされたのでしょう。

ジャケットとブローチまではされていませんでしたが。(エカルテ島でユリス君の訃報を聴いたあの灯台の中で見せたヴァイオレットの衣装という感じでしょうか)

下がラベンダーグレイと上がベールアイリスといった色合いのドレス。ヴァイオレット(すみれ)をモチーフにした色合いでしょうかね。

そして髪を後ろに結わえ付けて赤のリボンというヘアメイク。

完璧にそれでした。

 

◦斎藤「本日は身内感のあるざっくばらんなお話しできたらいいのかなと思っておりますので皆様もそんな空気でよろしくお願いいたします」

動員が110万人を突破興行収入が16億円を突破

鶴岡「映画はやっぱり観てもらうために作っているので、観てもらわなきゃ話にならないんでホント単純にうれしいですね」

石立「うれしいっていうのはそうなんですけど、公開されてお客様に届いた時点でその作品はホントに観てくださった方一人一人の物になると僕思うんですけど、多く見ていただけてる分責任もどんどん大きくなっていっている……早くこの場から逃げたい」

…オチを求めてさまよう監督。すこです。

 

役者と音響監督の話

浪川「鶴岡さんのダメ出しみたいなものがあるんですけど、ここはこうやってっていうのではなくて、ふんわりと…感じて?みたいな演出じゃない?あれ感じないといけないなって言うプレッシャーが半端ないです。怖いぐらいで…いつもニコニコしてますけど」

石川「わかるよな?みたいな」

浪川「そうそう。俺の言いたいことはすべてとは言わないけど分かるだろおまえ?みたいな演出をご自分では気づかれてはいないでしょうけど、ものすごい圧があるんですよね」

鶴岡「でも、今回ほら最終回だから分かるよなじゃなくて分かってるよなー」

(  笑   )

御二人「確かに、確かに」

鶴岡「ちょっと不利な状況で登場してるんで、だからいつになく丁寧に接したよね?」

浪川「接してくれました。ほら分かります?こんな感じです。優しいんですよニコニコしながらでもこれをちゃんと答えなくてはならないという」

石川「そうですねいろんなことを汲み取ってきっとこうだろうなって言うのをやるっていう」

浪川「特にね、ヴァイオレットちゃんは難しいじゃない?気持ちの変化って言う部分が。

アレをもちろん鶴岡さんが演出してくれるわけじゃないですか。どうですか鶴岡さんの演出は?」

石川「でも鶴岡さんすごく役者のやりたいことを尊重して下さるなって言うのは感じていて…あれ?違いました?

鶴岡「でも今回最終回じゃない。ヴァイオレットに関しては一言も何にも言ってないと思う。」

浪川「でもあれですよね覚えてます?ここのシーンは音楽もつけない効果音もつけないおまえたちの芝居しかここは聴こえないから頼むぞって言った……あの、以上でございます」

  (    笑     )

鶴岡「いやでも手の内は明かしておかないと」

 

 

石立「これは雑談の中で鶴岡さんが仰ってて、そうだなって思ったのは鶴岡さんが石川さんの事を、ヴァイオレットが石川なんじゃなくて石川がヴァイオレットなんだよって仰ってたんですよ」

鶴岡「今のはね、最終回と同じ位置づけだよね。最初は石川由衣がヴァイオレットを演じて、最終回はたどり着いた境地としてはやっぱりヴァイオレットは石川由衣なんだと辿り着くのが一つの目標なんじゃないかと思って。」

浪川「べた褒めじゃないですか」

石川「うれしいです」

浪川「僕一回も言われてないですからね」

(      笑       )

 

 

 

斎藤「鶴岡さんとインタビューを受けた時に音楽はEVAN CALLさんという方が書いているんですけど、EVANにとってヴァイオレットははじまりだけど、自分にとってヴァイオレットは集大成なんだという事を仰ってたんですね。それぐらいの心意気で臨んでいたんだという事をその時知りまして」

鶴岡「キャリアの最終盤に差し掛かってこういう作品に巡り合えて、やらせていただいて、ほんとに今思うのは石立監督がいつも仰ってた当たり前のことは当たり前にちゃんとやる、そういったスタンダードがここでできたのかな、これまでのキャリアを振り返ってここにきてようやくスタンダードに辿り着いたかなと思って、ここで自分の職業的な役割としての集大成がやらなければならないことが出来た。

次の世代って言うとすごく偉そうになるけど、次ここへ積んでいってもらうための一歩が踏めたかなと今回率直な感想です」

斎藤「スタンダードと仰いましたけど自分はこれは古くならない作品だなと思いまして、10年後20年後観ても常に同じ気持ちで普遍的な気持ちで観れるんだなぁと思います。

スタンダードという所にもつながるかと思うんですが、コンテを書いていて確かこれ以上のものを作れないかもしれないと思った瞬間があったと聞きましたがそのあたりはどういったお気持ちですか?」

石立「えっと……その話します?

どちらかというと完成してから思ったんですけど、やってるときは…今でこそこうしてへらへら笑ってますけど、作ってるときはずっと周りの方に近くにいた方程迷惑をかけてたと思うんです。かなり気を張ってこの作品を絶対に少しでもいい作品にしなければいけないと思って一年くらいやってたんですけど

ここにいるみなさんと、ここにはいない本当にたくさんのスタッフの気持ちがいい形で一つの映画としての形を成しているのが本当に凄いなと思って、

同じようなことがもう一度できるんだろうかと思うと難しいなと思うんです。

ただ、だからと言ってもう作るのを止めるとかいうわけではないんですけど、それくらい…言うの恥ずかしいんです…頑張ったみたいに言うのは」

斎藤「頑張ったからいいんですよ」

石立「頑張りました」

拍手が響きました。

 

斎藤「お客様のコメントを呼んでいる中で印象深かったのは、各セプション全員が全員100パーセント以上の力を発揮しているのが目にとれる。なぜこんな仕事ができるのかが不思議だと。その状態に持って行ったチーム力が凄いんだと。

鶴岡さんとのやり取りも密なものがありましたし、普段鶴岡さんは僕にずいぶん仕事を任せて下さるんですが、今回は全部自分でちゃんと自分でチェックするぞという事で珍しいパターンでした」

鶴岡「今回フィルムスコアリングだから一曲たりとも外せないでしょ?

だからEVANにはずいぶん頑張ってもらって。EVANも含めて今回、尋常ではない思いを…EVANのあの録音に向かって何物も恐れず向かっていった想いとか、やっぱり発端としては監督が尋常な状態ではなかったから、それがモノを動かしたかなとは思います。」

 

 

斎藤「アフレコの話に戻らせていただいて、石立さんが鶴岡さんの言葉の中で印象に残ったものとしてお前の声は届いたのかと確認をしていたと。」

石立「あー、…え?」

斎藤「ヴァイオレットにギルベルトの声は届いたのかと確認をしてー」

石立「あー分かりました。叫ぶところですよね」

浪川「あの、なんとなく僕の事かなって思ったんですけど」

鶴岡「あなたの事です。あなたがヴァイオレットって言って」

浪川「言いました言いました血が出るかと思うくらい」

鶴岡「いっぱいやってこれが最期かなと思ったテイクの後にたぶん言ったんだよね」

浪川「あ、鶴岡さんが監督に」

鶴岡「いやあなたに」

浪川「あ、僕に」

鶴岡「何で監督にそんなこと言うんだよ」

浪川「今僕は凄くアホな状態になっているのでは…大丈夫ですか」

(          笑            )

浪川「僕が叫んだことが、浪川の声はちゃんとヴァイオレットに(気持ちがちゃんと)届いたかってことですよね?ハイ届きました!!

ありがとうございました。皆さんに届くように頑張りました」

開場拍手

 

浪川「何テイクかやらせていただいて、どれを使われるかって言うのは僕たち役者は選べないというか、全力を尽くした結果どれかを選んでいただくって形なんですけど、それでも僕が一番自分が越えて裏返ってしまったところを、その時は気持ちでやっているのであれなんですけど。

音の綺麗さとかっていうかよりかは、結局使われたのはおそらく裏返ってる奴を使っていただいたんですけど、自分がわけわかんなくなってその先に行ったものが使われるっていうこれは先ほど言ってくれた100%以上の物なのかなぁという風には感じたので。

ヴァイオレットちゃんとかはあれですよね、どっちかっていうと押さえた芝居の方が多いじゃないですか。今回初めてだーっと感情出ましたけど。

押さえた芝居の声とかもそんな出さずに気持ちだけ乗っけていくって言うのは非常に難しいですよね?役者としては」

石川「そうですね、溜まっていきます」

浪川「(照れ笑い)気持ちだけ?」

石川「石川としては感情があるじゃないですか。でもヴァイオレットは感情が…ありますけどまだわかっていない部分とかも残ってて。あるだけに出したいけど出せない、でも押さえなきゃいけないみたいなところで苦しいですよね演じている分」

浪川「見えない部分、聴こえない部分が皆様に伝わっているのかなと。ぼくも映画館入って観させてもらったんですけど、この歳になったからかわかんないんですけどヴァイオレットを観ても凄い涙腺緩くなっちゃって。何か感情的な人間になれた気がして。」

石川「でも分かります。感情生まれますよね」

 

 

石川「先ほどのお話にもあったように、監督からもキャラクターが生きてるように感じたって、そう言っていただけたのがすごく嬉しかったです。

石立「お世辞ではなく本当にそう思ったんです。ぼくも腐るほど…というといい方が悪いですけどいっぱい見るじゃないですか。最後の方にはヴァイオレットって言う人が本当にいて、ギルベルトも含めてですけど、もちろんフィクションなんですけどこう言う人達がいて人生をどう過ごしてどこに帰結させていったのかという人生そのものを本当に感じられる気が自分にはしてて、

それを体現して形にしてくださっているのが、キャストさん達のお芝居…僕はキャストさん達の芝居にかけるテクニックとか何もわからないんですけど凄いなぁとしか、全員ですけど石川さんと浪川さんには今回お世話になりました」

 

 

 

ー最後の挨拶ー

鶴岡「暁先生がプログラムに寄せていただいたお言葉のように

すべては此処に至る為の物語、それに集約されていると思って。

皆さんに応援していただいたおかげでこうしてシリーズを経て完結に至る事が出来たという事が今回作品として良かったと思えるものになりました。

まして今日は京都のこの地から……

本当に応援して下さった人、全世界の皆様に向かってお礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。」

 

浪川「僕が京都アニメーションさんとお仕事をするのが初めてだったので、どういう感じか…もちろん普段やることは一緒なんですけど声優というのは。すべてに全力を尽くしてはいます。ただその想いというのはあまりにも今回は大きかったので、どうやって答えていけたらいいんだろうどうやって伝える事が出来るんだろうなと考えながら今回やらせていただいただきました。」

 

石川「 本当にありがとうの言葉では言い尽くせなくって……映像越しではあるんですが、皆様に感謝の気持ちを伝える事がここ京都からできて本当にうれしく思っています。

最初のイベントから立たせていただいているんですけど、ホールの中で完全にお客さんが埋まるって程でもなくて、そこから本当に皆さんが周りに伝えようとしてくださったおかげで皆さんのおかげでこうして大きな作品に成長していったんだなぁと思いま

す。

ヴァイオレットエヴァーガーデンという作品自体がきっとみなさんの心に中に残り続けて永遠に語り続けていかれるものになるのではないかなと私は思いました。

皆さんがこれを観て周りにいる人に優しくしてみようだったりだとか、何か手紙を書いて思いを伝えてみようだったりとか思っていただけるとすごく嬉しいです。」

 

石立「石川さんが仰ったように言葉ではとてもいい表せないんですが、今日こうして今日に至るまで観てくださった全ての方含めて本当にご鑑賞いただいてありがとうございます。

そんなに派手でもないどちらかというと静かな作品だと思うんですけど、何の飾り気もない実直に朴訥に作ろうと思ってそれを貫いてきた作品ではあるんですけど、そんな作品に多くの方がこうして足を運んで観て下さっているというのが、…もう先ほども言いましたけど、この先僕は何を何を作っていけばいいんだろうって思っているところです。本当にご鑑賞いただきましてありがとうございました」

 

WILLのSEと共に登壇者の退場。

 

 

 脚注:フィルムスコアリング

出来上がった映像に対して音楽を付けていくという方法。

目の前の映像に対してリアルタイムで曲を付けていく方法。

通常の「こういうシーンのこういう曲」とメニュー表の指示に従って作曲をしていく方法とは異なる。

 

 

 

感想

 

斎藤さん頑張ってましたね司会。本業でもないでしょうに。

初め出て来られた時、どうせどこかのスタッフだろう……っていや身内!!

贅沢すぎかよと思いましたが。

それにしてもかなり司会が馴染んでましたね。肩書は音楽プロデューサーだった気がするのですが。

 

浪川さんの声が私が思ってたのと違いました(笑)

結構地声は低いんですね。子宮に響く……(自重しろ。)

 

石立監督の関西弁に和みました。

オチを求めてさまよう監督すこです。関西の血ですか。

 

石川さんを担当されたスタイリスト様とヘアメイク様が神。もうこれが観られただけで私は満足です。

→ステージにはスポットライトが当たっていたわけなんですが、当然登壇者の後ろには影が伸びます。

石川さんのシルエットがまんまヴァイオレットでした。

石川さんが話されている声を聴きながらそのシルエットとか見ているとそこにヴァイオレットがいるようでした。

全国の石川ファン並びに現地の石川ファンは完全に昇天していたことでしょう。

それと、浪川さんの発言を受けての「溜まっていきます」発言。

石川さんは実は天然なのですか?素で爆弾を投下してくる子なのですか?

いやすいません。私が変態なだけですよね。はい。すいません

「溜まっていきます♡」風に脳内変換して「ごちそうさまです」とか言って。

しかし正直あの時の全国の石川ファンの心臓飛び跳ねたでしょ。血圧上昇。

あの時の浪川さんも苦笑というか照れ笑いというか、舞台挨拶とかじゃないなにかカジュアルなイベントだったら絶対そっちに話フッてたと思う浪川さん。

あの時の浪川さんの顔はそんな顔してたもん絶対。

 

鶴岡音響監督といえばアニメを観ていてその名前を拝見しない日は無いのですが、いや顔を見るのは初めてだったのですが、本当の大御所でした。

一言一言に重みがあって、というより鶴岡さん事態に凄みがあって、いやぁ…こんな年の重ね方ができるのが一番いいなというか。

鶴岡さんがしっかり〆てくださってましたね要所要所で。

 

→それを言い出せば全員〆てくださる方ばかりでしっかりしてる方というかベテランといえば語弊がありますが本当に濃い舞台挨拶だったなと。今まで私が観てきたのはなんだったんだという。

なおかつ楽しいというこれ以上ない舞台でした。

浪川さんのトークスキルと場回しの能力には目を見張りました。浪川さんかっこよすぎて辛い。抱かれたい。。

 

事件後初となる映画での舞台挨拶という事で、何か触れられることがあるのかと一瞬懸念していたんですが、そういうことは表面的にはありませんでした。

しかし最後のあいさつで、直接的に言及はされませんでしたが、鶴岡さんと浪川さんが話されていた時に涙ぐんでらっしゃいましたね。

あれは京都アニメーションの事を想っての発言だと…それは監督も石川さんもそうなのですが。

いやファンとしての深読みですかねこれは。

純粋に作品を楽しんでもらうというプロとしての仕事を観た気がします。

 

 

 あとがき

 現地のチケットは取れなかったので、T JOY京都でライブビューイングで観ました。

当日ご覧になれなかった方へ向けた記事です。

ご覧になられた方も想い出を一緒に振り返っていただけたらと思います。

プリンセス・プリンシパル一期を振り返る(解説)【祝:劇場版公開日決定】

 

目次

 

 

【概要】

 


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19世紀末、アルビオン王国の王立航空軍、通称空中艦隊の登場は世界の勢力図を一変させた。ケイバーライトを独占するアルビオン王国はこの空中艦隊を擁して、ローマ帝国以来の覇権国家となった。しかし革命によりアルビオン王国は東西に分断ロンドンの壁によって王国共和国に分かれた。以来ロンドンは各国のスパイが暗躍する戦争の最前線となった。

 ※(新旧に分かれた。新体制が共和国、旧体制が王国側

 

【人物図】(2話 case1時点)

 

 

王国(旧体制)『東側』  女王陛下 ノルマンディー公 シャーロット ベアトリス

 

『ロンドンの壁』ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

共和国(新体制)『西側』 コントロール(機関)アンジェ ドロシー

 

 

日本『中立』 堀川公 ちせ

 

 

【人物紹介】

 

 

アンジェ。17歳。

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本名シャーロット。シャーロット(アンジェ)と瓜二つの容貌をしており

ロンドン革命の際、混乱のさなかに二人は立場が入れ替わってしまう。

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革命によって血は流され、両親を失った。

以降、スパイ養成所での訓練を経て今に至る。

 

 

シャーロット(プリンセス)。17歳。

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本名アンジェ。

王国の姫として生きる為、入れ替わったという事実を隠し通すため

血のにじむような努力と訓練で教養と品格を身につけ、今日に至る。

アルビオン王国王位継承権4位を有する。

 

ドロシー。20歳(※成人)。

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本名デイジー

優秀な機械技師だった父が革命(戦争)で腕を失って以来、酒と暴力を振るう毎日に

母は姿を消した。後には彼女も家を飛び出しスパイの道に進んだ。

アンジェとはスパイ養成所の同期。

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ベアトリス。16歳。

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男爵家の娘として生まれるが、父親が機械狂いであり、

終いには実の娘にまで手をかけ、機械仕掛けの体にされてしまう。

どんな声色をも再現してしまう声帯を有する。

 同じ学園で暮らすシャーロットに惚れこみ信奉している模様。

 

 

ちせ。16歳。

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(堀川公「王国と共和国、信頼できるパートナーはどちらか我々は選ばなくてはならない」)

 

協定を結ぶために日本から派遣された少女(もののふ

五話ではノルマンディー公の差し金でシャーロットを討とうとした十兵衛(実の父)を自らの正義の心から殺してしまう。

また「一宿一飯の恩」と銘打って主君の命に背いてまでアンジェ達の助太刀に来る等、大和魂を継承している模様。

好物は漬物。

 

ノルマンディー公

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アンジェ(シャーロット)の実の叔父。王国側の内務卿。

 

 

【語句】

 

 

コントロールー王国内に侵入する共和国スパイの総元締め。

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ケイバーライトー重力制御装置。

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Cボール

 

チェンジリング作戦ー共和国側によって考案された作戦。アンジェがシャーロットと入れ替わり王国を内部から崩壊させる作戦と思われる。

 

【ストーリー】

 

概要に書かれた文章でプリンセスプリンシパルの世界感はほぼ網羅している

 

1~10話においてはキャラの掘り下げ、過去、王国と共和国の思惑を映し、

結果スパイ5人組によるスタイリッシュスパイアクションが繰り広げられるに終始しているので、切実に時間がない人は概要を理解してから11,12話を視聴すればよい。

プリンセスプリンシパルの物語の中心にいるのは、ロンドン革命によって分かたれたアンジェとシャーロット、この二人と言ってよい。その二人に迫るのが11,12話である。

またストーリーの核になるのは、を失くそうとしたアンジェの夢を「偽物のプリンセスという嘘で」叶えようとするシャーロットという図に尽きる。

「少女の嘘は世界を変える」というキャッチコピーも存在する程だ。

 

しかしシャーロット自身は野望に燃えているが、アンジェは11話に2人で駆け落ちしようとしたりしているので、案外シャーロットと2人でいたいという想い以外彼女の頭の中にはないのかもしれない。

ここでは最後に作中の印象に残ったセリフを抜粋しておく。

 

アンジェ「プリンセス、あなたも覚えているでしょう?私達が初めて会った日の事。私が何処へ行こうとしていたのか。話した事なかったよね。庭の片隅に枯れ井戸があるって聞いて私、消えて無くなるつもりだった。あなたに会えた。人嫌いで怖がりだった私に出来た初めての心を許せる友達だった。革命が起きて全てを失ったけど、私は生きるのをやめなかったわ。あなたにもう一度会いたい。ただそれだけの理由で私は今日まで戦ってこられた。そしてあなたに謝りたかった。」

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シャーロット「わたしはまだこの国でやるべき事がある。言ったはずよ私は壁を無くすって。この国には引き裂かれた人達がまだ大勢いる。私がプリンセスである限りここから逃げ出すわけには行かないわ。革命が起きたあの日私は誓ったの。あなたが望んだ世界をこの手で実現しようって。」


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イングウェイ少佐「我々はこれより恐れ多くも、女王陛下を打つ覚悟でございます。貴方様に新しい女王になって頂きたいのです。

植民地支配され、この国の労働力の大半を占めながら、最低限の権利しか認められていない。彼らの怒りは必然なのです。」

シャーロット「移民貧困格差、それがあなた達の、理由なのですね」

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シャーロット「私が女王となって、国を変えると約束します。

少佐「プリンセス、先ほどあなたの仰った言葉はあなた自身を否定する事になる。本当にこの国を変えられるとお思いなのですか。」

シャーロット「はい、そして私が最後の女王となるでしょう。おそらく断頭台で。私は誓ったんです。あの革命で引き裂かれてしまった友達の夢を叶えるって。わたしは偽物だったけれど、10年この国を見て気がついたんです。私達だけじゃない、見えない壁に引き裂かれた人達が大勢いる。その子が壁をなくしたいって言った時どういう事かわからなかったけど、辛いことや悲しい事がなくなるなら本当にそうなって欲しいと思った。でも私が彼女からそのチャンスを奪ってしまったの。だから私が代わりにこの国を変えるって誓ったんです。

 

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シャーロット「あなたの心にはいつも見えない壁があった。私、もう一度誓うわ。あなたの心の壁も壊して、みんなの前で笑える日が来るまで絶対に離れない。」

 

 

【時代、舞台考証】

 

⚪︎プリンセスプリンシパルという物語の時代(歴史)の下敷きになっているのは、19世紀イギリスと、20世期後半、統治下の東西に分離されたドイツと推測される。

ヴィクトリア朝(ヴィクトリアちょう、英語: Victorian era)は、ヴィクトリア女王がイギリスを統治していた1837年から1901年の期間を指す。この時代はイギリス史において産業革命による経済の発展が成熟に達したイギリス帝国の絶頂期であるとみなされている。

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帝国主義の興隆

19世紀のイギリスは工業化による生産力の増大により得た、圧倒的な経済力と軍事力で世界の覇権を握った。

Wikipedia イギリス19世期の歴史より抜粋

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%25E3%2583%2599%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25B3%25E3%2581%25AE%25E5%25A3%2581

ベルリンの壁(ベルリンのかべ、独: Berliner Mauer)は、1961年から1989年までベルリン市内に存在した壁である。

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東ドイツ当局により建設中のベルリンの壁。(1961年11月20日

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壁の前のブランデンブルク門。左側が東側で右側が西側である。(1961年)

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壁による分断を示すベルリンの地図

Wikipedia ベルリンの壁より

 

省略してまとめると、

第二次世界大戦後、敗戦国であるドイツはアメリカ、イギリス、フランス、ロシア)によって分割占領される。

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その後、米ソの対立で、社会主義陣営(ソ連統治)に属するドイツ民主共和国(以下、東ドイツ)と、自由主義陣営(アメリカ統治)に属するドイツ連邦共和国(以下、西ドイツ)が成立する。この東西両陣営の冷戦時代に入ってから、東ベルリンから西ベルリンへの人口流出が後を絶たずたソ連東ドイツは、、東西ベルリン間の通行を一切遮断し、西ベルリン周囲の境界線から少し東ドイツ領内に入った地点に壁を建設した。

 

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以後、東ベルリン市民の西ベルリンへの通行は不可能となり、多くの家族や友人・知人と不意に引き裂かれた。そしてこの後、壁を越えて越境しようとした者が次々と射殺されるなどの悲劇が生まれた。

 

⚪︎ロンドンの壁ベルリンの壁を基に生み出された言葉であろう。

⚪︎ロンドン革命はもたらされた結果が東西の分断、壁の建設という点では、米ソ対立(冷戦)の結果を基に考えられたものと思われる。

 

 

⚪︎作中での使用言語は英語であり、

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自動車、

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街並みや、霧など

 

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霧の都」と呼ばれるように年間の霧発生日数が多い。

 

Wikipedia「ロンドン」より抜粋

 

舞台になっているのは、こちらは概要の通り19世紀のロンドンと推測される。

 

 

 

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⚪︎スチームパンクという単語はわたしはここで初めて知ったが、こんな内容らしい。

スチームパンク(英語: steampunk)は、サイエンス・フィクションサブジャンルの1つである。関連ジャンルとしてファンタジー、歴史改変もの、スペキュレイティブ・フィクションがある。



1980年前後が勃興期であり、1980年代から1990年代初めごろまで特に人気を博したが、その後もSFの1サブジャンルとして定着し現在に至る。

蒸気機関が広く使われている設定で、イギリスのヴィクトリア朝エドワード朝の雰囲気がベースとなっている世界観である。イギリス以外の国も概ねそれと重なる時代、アメリカでいえば西部開拓時代、日本でいえば明治時代~大正時代頃の近代化を推し進める文明開化から大正ロマンの雰囲気が代表的世界観である。そのような世界観の中にSFやファンタジーの要素を組み込む。ヴィクトリア朝の人々が思い描いていたであろうレトロフューチャーな時代錯誤的テクノロジーまたは未来的技術革新を登場させ、同時にヴィクトリア朝のファッション、文化、建築スタイル、芸術を描く。スチームパンク的テクノロジーとしては、H・G・ウェルズジュール・ヴェルヌの作品にでてくるような架空の機械、最近の作家ではフィリップ・プルマン、スコット・ウエスターフェルド、チャイナ・ミエヴィルの作品にでてくるような架空の機械がある。

他のスチームパンクの例としては、飛行船、アナログコンピュータ、チャールズ・バベッジエイダ・ラブレスの解析機関のような機械式計算機といったテクノロジーを歴史改変的に扱うものもある。

 

Wikipedia スチームパンクより抜粋

 

 本作品では19世紀イギリス、SF、歴史改変といったところか。

 

 

 

【まとめ】

 

舞台はイギリス(ロンドン)なのだろうけども、冷戦下のドイツをモチーフにしたであろう壁だとか西側とか東側だとかが出てきて正直頭が狂う。

それもひとつのスチームパンクという題材なのだろうけど。

 

スパイ×スチームパンク×女子高生というキャッチフレーズが掲げられているが、あくまでそれは、ポーズであると思う。

あくまで、オタクを引き寄せるための誘い文句であり、客引きパンダ的カテゴライズに過ぎない。

 

  が一つテーマになっているが、それがこの作品の骨であると思う。

もちろん、東西に隔てる物理的な壁という意味も含まれるだろう。

 ここからは私の見解だが、シャーロットが作中で言及した見えない壁というのは

それこそイングウェイ少佐がいうように「移民貧困格差権利」などの強者と弱者の間に引かれるカーストという壁、

主義主張、人種や性別、身分の差

国を治めるものと治められる物との間に生じる壁を指しているのではないだろうか。

 

一言でいえば、国や社会や主義によって引かれる、人と人を分け隔てる障害=見えない壁ではないかと思う。

シャーロットが抱いた夢というのは安い言葉になってしまうが、自由と平等でないだろうか。

(こう書くと姫様が共産主義みたくなってしまうが…)

 

もうひとつ、ここからはわたしの突っ込んだ考えではあるが、人と人との間に無意識の間に引かれる優劣における差別(優生思想における命の価値)についての問題も含まれるかもしれない。。

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亀甲縛りにされながら演説するシャーロットの言葉に私は思わず涙腺が緩んだ。

こんな姫様が統治する国で暮らしてみたいと思った。

(実際には君臨すれども統治せずなのだろうけど)

 

そもそも今とは時代も違う、共感することなどないではないかという意見もあろうが、

今に通ずるものがあると私は思う。

今の世界を眺めているとふとそう思うのだ。香港とか

そこまで踏み込んだアニメなのか?という問いもあるだろうが、私はこの作品は

ただの萌えアニメではないと思うのだ。(もちろん黒星紅白氏のキャラ原から生み出されたプリンシパル達は最高)

 

だいぶ待たされた感はあるが、(劇場版でも)その期待値に応えてくれる作品になると私は確信している。

 

【あとがき】

 

 

『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』公式サイト

2017年放映当時は、

「ちせっ!!ちせっ!!」

とかいいながら脳死視聴しかしてなかった気がします。

…いや、それはそれで正しい観方かもしれませんが。

 

記事にしようと思い、最近観返していたのですが、こんな素晴らしいアニメだったとは…。

……ところで、この作品が世間でそんなに浸透してない気がするのは私の気のせいですか?

 

 

手放しでほめちぎりたい作品ですが、

 

今村さんが事務所を退社されているという事実…を経てのキャスト変更。

……

どうしようもないことは理解しています。ただ、

プリプリ秘密レポート(ラジオ)とか聞いてたShijyoとしては、声がもう二度と聞けない事を思うと寂しくて仕方ありません。

もう関根さんとかが一人二役(アンジェ兼任)する方がまだ寂しさが薄れるってもんですよ(暴挙)

 

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声優のリリーフで寄せるのはあれは何なんですか?

古賀さんには何の非もないのですが、似ていれば似ているだけ欠乏感が増すというものなのです。

しかし映画を見終わった後にはぜひともありがとうと言える自分でありたいです。

面倒くさいオタクだなしかし。